ティンダーとペアーズについて

 

ペアーズの特徴と使い方

ペアーズの使い方としては、まず自分の写真とプロフィールを登録する。

そして、年齢や身長、住所、体型、タバコやお酒の有無などの条件を指定して検索すると、条件に合う異性のプロフィールが一覧で出てくるので、それらを一つ一つ見ていって、気になる異性がいたら「いいね」をする。

「いいね」をすると、相手の異性に通知が行き、相手の異性が自分に興味を持ってくれたら、「いいねありがとう」を返すことで晴れてマッチングが成立し、メッセージのやり取りができるようになる。

 

あとはメッセージのやり取りを通して仲良くなって、連絡先を交換するなり、実際に会ってデートをするなりしていこうというものである。

ただし、男性と女性ではかなり使い勝手が異なり、基本的には利用は無料なのだが、男性の場合、マッチングが成立してメッセージのやり取りを開始したとしても、相手の返信を読むことができない。初回のメッセージ一回だけ送ることはできる。ただし、相手からのメッセージは見ることはできない。

 

相手の返信を読むには、月々3500円程度の料金を支払わなければならない。

女性は全て無料。500円ぐらい払わせて、お金を払ってやっているという自覚がだからない。

まあ、世の中そんなもんである。

また、ペアーズの特徴として、コミュニティというものがあり、例えば「料理が好き」「写真が好き」「音楽が好き」のような趣味だったり、「ペンギンハイウェイが好き」「シュタインズ・ゲートが好き」「500日のサマーが好き」のような映画・アニメなどの好みだったり、「年上が好き」「連絡はマメにしたい」「一緒に趣味を楽しみたい」のような価値観だったり、いろいろなコミュニティが存在し、自由に所属することができる。

これによって、共通の趣味や価値観を持つ異性を絞り込んで探すことができるのだ。

たくさんコミュニティに登録しておけば共通の趣味や価値観を持つ異性と出会いやすいし、自分がどういう人間かを予め知ってもらえるので、ミスマッチを減らすことができる。

コミュニティの登録数は(たぶん)無制限なので、これは非常にいいシステムだと思う。

その他、「いいね」した異性にさらに強くアピールするための「見てね」(有料)や、1時間自分のプロフィールが検索の上位に表示されやすくなり、かつその間に自分のプロフィールに足跡をつけた異性には無制限に「いいね」ができる「ブースト」(有料)など、いろいろな機能が備わっている。

会費を払わないとメッセージが読めない時点で男性にとっては有料アプリなのだが、「いいね」の回数にも制限があるし、「見てね」や「ブースト」を使いたければさらに追加で課金しなければならない。

世知辛い世界である。

ティンダーの特徴と使い方

ティンダーも、始め方はペアーズと同様で、まずは自分の写真とプロフィールを登録する。

しかし、ペアーズと大きく異なるのが、異性を条件を指定して検索するということはできない。

代わりに、位置情報を利用して、一定範囲内にいる異性の顔写真が表示され、気になったら右にスワイプして「LIKE」、興味が無ければ左にスワイプして「NOPE」、というように、近くにいる異性の写真を連続で見せられて、ひたすら興味の有無で仕分けしていくというのがティンダーの使い方。

もちろん詳細なプロフィールを見ることもできるのだが、基本的には写真だけで判断してひたすら仕分けしていく使い方が想定されているっぽい。

そのため、ペアーズよりもかなりカジュアルな印象を受ける。

また、顔で判断するという性質のせいか、いわゆる「ヤリモク」が多いようで、プロフィールを読むと「ヤリモクNG」と書いている女性をよく見かけるし、逆に露出の多い写真を設定することで男性を誘っているかのような女性もよく見かける。

ペアーズは真剣な出会いを求めている人が多い一方で、ティンダーはただの暇潰しだったり、体目当てだったり、というように、かなり客層は違うようである。

また、ティンダーもペアーズに似た機能として、異性に強くアピールする「Super Like」(有料)や、30分間異性の画面に自分が表示されやすくなる「ブースト」(有料)もある。

やろうと思えば一切お金を払わずとも異性と出会える一方で、顔で勝負できない人間にはかなり生きづらい世界がティンダーだ。

やはり世知辛い世界である。